桐たんすの修理やリメイクには多くの工程があります。その一部を紹介します。
まずは全ての金具を外していきます。
古い塗料や汚れ、角に溜まっている埃などをお湯や水で落とします。
乾燥などで割れてしまった所に新しい材料を埋めていきます。桐材や杉材、ヒノキ材などタンス本体に使われている物と同じ木材を使います。また、ガタツキの矯正や離れてしまった接着部分の修理なども行います。
引き出しの底板の割れも、新しい材料を埋めていきます。
欠けてしまっている部分の修正や、虫の穴なども埋めていきます。
引き戸や引き出しを再度仕込み直し、塗装に入ります。
上の写真はタンス前面を全て新しい桐材に張り替えたものです。虫の穴や傷みが多い場合、お客様とご相談し、新しい材料に張り替える時もあります。